あなたは海外旅行に行くとき、携帯電話の通信環境はどうしていますか?
現地のホテルなどのフリーWi-Fiだけ、という方もいるでしょうね。
契約している携帯会社の国際ローミングサービスを利用する人もいるでしょう。
その他にはWi-FiのレンタルやSIMカードが一般的ではないでしょうか。
あるいは、いろいろありすぎてどれがお得で、自分に合っているのかいまいち分からない、という人もいるかもしれませんね。
そこで今回はこのWi-FiレンタルとSIMカードについて比較してみました。
あなたの旅行期間やスタイルはどちらが合うのか比べてみてくださいね。
Contents
Wi-FiレンタルとSIMカードの違いは?
それぞれのメリット、デメリットについて詳しくみていきましょう!
下の表は、今回私が2泊3日の韓国釜山旅行で利用した実際の内容です。
SIMカード | Wi-Fiレンタル | |
①接続可能台数 | 1台につきSIMカードが1枚必要 | 1台につき複数台繋ぐことができる |
②使うために必要なもの | ピンとSIMカード | ルーター本体と充電器 |
③期間と値段 | 15日間で1,480円 | 3日間で2,126円 |
④速度 | 4GLTE/3G | 4GLTE |
⑤容量 | 無制限 | 250MB(通常タイプ) |
⑥その他特記事項 | 携帯電話はSIMロックの解除が必須 | 充電器付きのため、変換アダプターがついてくる |
※ 価格は購入時の値段です。
① SIMカードは携帯電話1台につき必ず1枚必要ですが、Wi-Fiレンタルは携帯とPC等同時に複数の端末で使用することができます。
② SIMカードはとても小さいもの。ピンを入れても重さはたったの数グラム。一方で、Wi-Fiはルーターを必ず持ち歩く必要があるので携帯電話位のサイズの荷物が単純にひとつ増えるイメージです。
③ 今回利用したSIMカードはこちら
利用期間は8日間ありますが、旅行が3日間だったので1日あたり約494円、8日間で考えるなら1日あたり185円と格安。
Wi-Fiレンタルはこちらを利用しました。
安心保証ミニパックをつけて2,126円、3日間で1日あたり709円です。Wi-Fiレンタルは日数が長くなるほど割高になります。
④ 速度に関しては、お店などの情報検索や、Googleマップを利用したナビなどを使用する場合には不自由は感じませんでした。
⑤ 今回の滞在ホテルはWi-Fiも快適だったので、ホテルにいるとき以外の使用のみ、250MBでも十分でした
⑥ SIMロックは解除が必須です!解除していなければ他のSIMを利用することはできません。
携帯電話に入っている、電話番号などの情報を記録したICカードがSIMカード。
このSIMカードに通信事業者(キャリア)がロックをかけて、特定のキャリアしか使えない状態を「SIMロック」といいます。つまり、SoftBankやdocomo、auで購入・契約した携帯電話端末に、他のキャリアのSIMカードを挿しても使えないようになっている状態。そしてこのSIMロックを解除した状態が「SIMフリー」。
これによって、ユーザーが端末とキャリアを自由に選ぶことができるようになります。
出典: https://enjoy.sso.biglobe.ne.jp/archives/sim_commentary/
今後はもっと利用しやすくなると思いますが、このSIMロックが解除されているかどうかお使いの携帯電話会社と、お使いの機種によってそれぞれ違いますので確認しておきましょう。
2015年5月にSIMフリーが義務化となりました。
それ以降のほとんどの機種はウェブ上で無料で解除ができるようになっていますが、それ以前の機種や中古の機種は料金がかかる場合もあります。(3,000円程度)
SIMカードやWi-Fiレンタルを利用する理由
あくまでも私の場合の話です。
- ホテルや、ホテルの部屋の場所によってはWi-Fiの電波が入りにくいときがありストレスを感じる。
- 現地でタクシーを利用する際、安全のため、ぼったくり防止のためにGoogleマップで運転ルートを確認したい。
- ホテル以外に駅などの公共施設、コンビニ、カフェでのフリーWi-Fiは接続に手間がかかる場合がある。
- 観光など出掛けた先でも気軽に携帯を使いたい。
- 携帯キャリアはドコモだが、海外ローミングサービスは値段設定が高すぎると感じる。
えーと、さかのぼること2018年4月のベトナム旅行のこと。
この時は現地でSIMを購入するつもりでSIMカードも用意しておらず、Wi-Fiレンタルもしていませんでした。
到着した翌日にタクシーに乗りました。
そのときはまだベトナムのタクシードライバーは地図が読めないって知らなかったのです。
Googleマップで目的地(初めて訪問する友人宅)を指すとオッケー、てな調子で発進。
着いたよーと言われたが、目印と聞いていたファミマがない。
とりあえず近くかな?と思って降りたけどやけにローカルな空気。
コンビニもカフェもなく、住宅地で人も歩いてない。
Wi-fiも拾えずにオフラインで開いた地図と、通りの名前を頼りになんとか目的地に辿り着きました。
さすがに、息子二人連れてまだベトナムの暑さにも慣れていないときに炎天下を歩いて、目的地に着けるのか、このまま怪しい路地から抜けれなかったら…と、かなり不安でした。
携帯さえ使えればなんてことなかったのに。
子連れの時はなおさら安全が第一。
それ以降は事前にSIMカードやWi-fiレンタルをしておく!というのが私の準備リストに加わりました。
SIMカードに向いている人
- すでに格安SIMなどを利用したことがあり、SIMカードの扱いに慣れている。
- 乗り継ぎなどで、2か国以上の国に滞在予定がある。
- 少しでも荷物を減らしておきたい。
- 携帯のデータのバックアップを取っている。
- 現地で通話もしたい(通話+データ利用のSIMカードを用意する必要がある)。
Wi-Fiレンタルに向いている人
- SIMロックが解除できない機種のスマホしか持っていない。
- SIMカードの設定などに不安がある。
- 難しい設定や複雑なことは苦手、手軽にWi-Fiを使いたい(Wi-Fiレンタルはルーターの電源を入れてパスワードを設定すればすぐに使える)。
- 滞在は1か国のみ(複数国に渡る場合はルーターも複数になる可能性がある)
- 変換アダプターを持っていない(※1)
韓国ではどちらがWi-fiレンタルとSIMカード、どちらがおすすめ?
今回、Wi-FiレンタルとSIMカードの両方を用意した理由は2つ。
速度や使い勝手の違いを比べたかったのと、日本で事前にSIMカードを用意したのが初めてだったので自分で設定などうまくやれるか心配だったからでした。
結果、そもそもどちらも4Gなので速度などは全く問題なし。
SIMカードの設定も難しくなくちゃんとアクティベート出来ました。
となれば、後は持ち運びの問題なので、ルーターを持ち歩かなくてよかったSIMカードに軍配が上がりました。
データ量無制限、というのもプラスポイントですね。
まとめ
旅をスムーズに進めたいならWi-fiレンタルやSIMカードは必須です。
特に安全面で自分の居場所がすぐに分かることは大切ですね。
用意する方法は事前に日本でレンタルの手続きを済ませる、あるいはSIMカードを購入しておく、もしくは現地に着いてから手配する、の方法があります。
着いてから空港で手続きに時間をかけるよりは事前に準備しておけば飛行機を降りた時から使えます。
Wi-fiにするか、SIMカードにするかは訪れる国や滞在期間、同行者によってベストなものを選んでくださいね。
このような変圧器と変換プラグアダプターがあればどこへ行っても大丈夫です。